【Shokz OpenRunレビュー】運動時に心地よい音楽を

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通常のワイヤレスイヤホンを使用していると、以下のような問題に直面した。
- 長時間の使用による、耳への痛み
- 周囲の音が聞こえないことの危険性
- ワイヤレスイヤホンで、外音取り込み機能を起動しても、周囲の音をしっかり聞くことができなかった。
- イヤホンの防水機能面の心配
- 以前、防水のイヤホンを雨で壊した経験がある
- 運動中にイヤホンがよく外れてしまう
これらの問題に気づいてしまうと、気になって仕方なかった。だが、骨伝導イヤホンであれば、これらの問題を解決できるのでは?と考えたので、実際に購入してみた。
骨伝導イヤホンとは?
通常のイヤホンは、鼓膜の振動から音が聞こえるようになっている。骨伝導イヤホンは側頭骨を振動させることで、直接内耳に音を伝える仕組み。他にも、以下のような特徴がある。
- 耳をふさがずに音楽を楽しむことができる
- 耳への負担が大幅に軽減される
- 周囲の音がしっかり聞こえる安全性
- 軽量で運動中でも安定した装着感
ShokzOpenRun製品概要
急速充電 | 10分の充電で最大1.5時間使用可能 |
IP67防水・防塵 | 防水:水深1mに30分浸しても、内部への水侵入を防ぐ 防塵:内部への粉塵の侵入を完全に防ぐ |
PremiumPitch 2.0+ | 迫力のある低温と大音量を実現したステレオサウンド |
バッテリー駆動時間 | 8時間 |
充電時間 | 1.5時間 |
マルチペアリング | 対応 |
対応プロファイル | A2DP,AVRCP,HSP,HFP |
重量 | 約26g |
各種プロファイル
A2DP
高音質のワイヤレス伝送を可能にするもの。
AVRCP
Bluetooth対応の音楽再生デバイスをリモートコントロールするためのもの。
HSP
スマートフォンやほかのデバイスに、ヘッドセットを使用していてを使わずに操作できるようにするためのもの。
HFP
Bluetoothデバイス間で、通話の発信や着信、そして音声制御などを可能にする規格のこと。

ShokzOpenRunの特徴
選択できる充電規格
Shokz OpenRunは購入時に充電規格をUSB Type-Cと独自マグネット形式での充電とを選択できる。個人的には汎用性の高いUSB Type-Cがおすすめ。
USB Type-C規格

USB Type-Cの充電形式は、汎用性が高いので、OpenRunのためだけに充電器を持ち運ぶ必要がなくなる。
独自マグネット形式充電モデル

専用の磁気アタッチメントで充電するタイプで、耐水性に優れている。
Bluetooth5.1
Bluetooth5.1で通信することで、
- 接続の安定性の向上
- 低消費電力
- 高速なデータ転送が可能
- 音飛びや通信距離の問題を軽減
サイズを選択可能なチタニウムバンド

サイズを標準サイズから21mm短くすることができる。このように自分にフィットするサイズを選択することができる。
マルチファンクションボタン

このボタンの使用法はとてもシンプル
- 1回押し:再生・停止 電話の受け取り・電話を切る
- 2回連続押し:次の曲へ
- 3回連続押し:前の曲へ
ただ、この操作を変更することができない
DPSノイズキャンセリング
デジタル信号処理技術を利用したノイズキャンセリング技術のこと。

この穴の部分で、通話の際に周囲の雑音を低減することができる。これで、よりきれいな通話を実現している。
ShokzOpenRunの使用感
音漏れのしなさ
初めて使用して特に驚いたのが、全くと言っていいほど、音漏れをしない。おそらく、骨伝導イヤホンを購入をためらうのが、音漏れはどうなのか?だと思いますが、実施際に使用すると驚くほど音漏れが少ない。

音漏れしていると認識できるのが、音量を最大にした状態で、着用者の耳に触れるかどうかまで近づいて初めて、何か聞こえるかな?と感じる程度だった。
そもそも、外にいるほとんどの人は、イヤホンをしている。なので、そこまで近づかれてもこちらの聴いている音は、聞こえていない。というのがほとんど。
装着感と・長時間使用の快適さ
装着感
耳に引っ掛ける形式なので、眼鏡とマスクとShokzのイヤホンとをつけると、耳への負担が半端じゃないので、眼鏡とマスクとの併用は少し痛くなってしまう。
長時間使用
つけている間圧迫されるので、長時間連続で使用していると、耳の側面の骨が痛くなる。耳自体はふさがないので、耳の内部は痛くない。なので、長時間使用し続けるのではなく、痛くなる前にイヤホンを交代して耳に気を遣うほうがいいと感じた。
音質・振動
音質
率直に、2万円程度のBluetoothイヤホンと比較すると、一段音質が落ちていると感じる。しかし、ランニングや通勤など、周囲の音を聴きながら音楽を楽しむ。という用途においては十分満足できる音質となっている。
振動
通常使用時は(音量の50~90%程度)、振動を全然感じなかった。ただ、音量を最大にしたり、高音の音楽を聴くと、耳にあたる部分が振動を感じる。
様々なシーンでの実体験
電車・バスでの使用感

周囲の音が聞こえるので、公共交通機関での音声アナウンスを聞き逃すことがなくなった。また、耳をふさがないので、耳が蒸れることがなくなった。
ランニングでの使用感

個人的に最も満足している点は、ランニングでの使用感です。従来のイヤホンは走っていると徐々にズレてきてしまい、イヤホンに気を取られてしまう。そのため、走ることに集中することができない。ということが頻発した。しかし、OpenRunでは全く心配がない。
雨天時の使用感

IP67の防水性能は伊達じゃなく、小雨から本ぶりの中でも問題なく使用できた。以前IP66を使用していた時は、本降りの時にイヤホンが壊れてしまった。しかし、OpenRunでは全く壊れる気配がない。使用後は水で軽く洗い流すことができるので、汗をかいた後のケアも簡単にできる。
ShokzOpenRunのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
振動をそこまで感じない | この製品では、片耳だけの使用はできない |
耳をふさがないので、耳の汚れがイヤホンに付着しない | 2万程度のワイヤレスイヤホンと比較すると、音質が一段落ちる。 |
雨や汗に耐性があるので、使用の際に壊れることを考えなくていい | 高音の音楽を聴いていると、イヤホンの振動を感じてしまう |
水で洗うことができる | マルチファンクションの動作を変更することができない |
充電規格を選ぶことができる |
まとめ
Shokz OpenRun(16,980円)は、周囲の音を聴きながら音楽も楽しみたいアクティブなユーザーに特におすすめの製品です。特に以下のような方に最適でしょう。
- ランニングや自転車などのアウトドアスポーツを楽しむ方
- 通勤・通学中も周囲の音や案内を聞き逃したくない方
- 長時間のイヤホン使用で耳が痛くなりやすい方
- 汗や雨を気にせず使えるイヤホンを探している方
2万円程度のワイヤレスイヤホンと音質で比較すると若干見劣りしますが、耳をふさがないという独自の価値と、運動時の安定性を求める方には、価格に見合う十分な価値があると感じた。
